無線LANの電波が弱い問題を解決する(前編/電波が遠くまで届く無線LANルーター)

私の住んでいるところは、一階が駐車場で、住居は二階と三階にあります。うちでは、無線LANの親機は二階に置いてあるのですが、三階までなかなか電波が届きません。親機の直上であれば、届くと思うのですが、親機は東の端にあり、私の部屋は西の端にありますので、横の距離だけで、たぶん10メートルか20メートルぐらいあります。その間に壁が二つありますから、障害物が多すぎます。

自分の部屋でインターネットを利用しなければいいのですが、どうもインターネット中毒らしく、インターネットなしでは落ち着きません。

お隣さんの無線LANの電波が入っていたこともあり、パスワードがかけられていなかったので、こっそり使わせてもらったことがあります。お隣さんの無線LANはアクセスできるのに、どうして自分の家の無線LANにアクセスできないのかと思うのですが、それが無線の面白いところです。と言うか、無線の不可解なところです。

単に距離の問題ではないのです。使っている周波数とか、無線LANの親機の性能とか、障害物の位置とか、いろいろな問題が関わってくるのです。実際、距離なんて、条件さえよければ、たぶん10キロ先でも受信可能だろうと思います。

やはり出力の大きな無線LANの親機を買わないとだめかと思う人もいるかもしれません。いえ、出力の問題ではないのです。と言うか、勝手に大出力で電波を飛ばしたら、逮捕されます。無線LANの出力の上限は電波法で決まっているので、それ以上の出力は出せないのです。

無線LANのルーターの宣伝で、「ハイパワー」を謳っているものがいろいろありますが、あれは全部嘘で、ただのイメージだけというわけなのです。要するに、電波法を知らない人をだましているだけのことです。私も昔は電波法を知らなかったので、本当にハイパワーの無線LANルーターがあるものだと思っていました。無線技術を学び、電波法を学んだら、いかに自分がだまされていたのかよくわかりました。

無線LANのルーターの出力は、10mW(ミリワット)です。これは0.01Wです。どれぐらいこれが小さな出力かというと、私が持っているアマチュア無線のトランシーバーが7W、つまり、7000mWと言うことから、理解できるかと思います。

ちなみに、海外の無線LANルーターは1Wが普通で、中国では5Wのものもあるようです。そう言う機械を日本で使うと、電波法違反で逮捕されますから、やめておいた方がいいです。日本は狭いところにたくさんの人がひしめき合っているので、10mWぐらいでないと、迷惑この上ありません。

出力が決まっているとなると、後はアンテナで大体決まるということです。従って、無線LANの電波が弱いとか、届かないという場合には、アンテナの良さそうな機種を探すのがいいという訳です。

私の場合、まず、I-O DATAのWN-G150Rと言う無線LANルーターを買ってみました。しかし、三階の私の部屋ではほとんど接続できませんでした。そこで、もっと強力なものを探したのですが、ロジテックのLAN-WH450N/GRと言う無線LANルーターを試したところ、I-OデータのWN-G150Rよりもかなり遠くまで電波が届くので、感動しました。

このロジテックのLAN-WH450N/GRはアンテナが3本もあり、いかにも電波が飛びそうです。アンテナの向きをうまく調整することで、かなり効率よく電波を飛ばすことができる様です。

I-OデータのWN-G150Rも悪くはありません。さすがにI-O製だけあって、設定が簡単なので、技術的なことがよくわからない人にはお勧めです。現在は、実家で活躍していますが、障害物がなければ、これでもよく電波が飛びます。

どちらの機種も最新型が出ています。I-OデータのWN-G150Rの最新型は、WN-G300R3(2014年11月10日発売)です。スピードが速くなっていますが、実際には3Mbps~50Mbpsぐらいで通信するので、あまり関係がないと思います。私のところでは、ADSLなので、実測値で6Mbps弱ぐらいの速度です。ルーターの表示では7Mbpsになっています。マンションで光回線を使っている場合も、大抵は、せいぜいこれぐらいの速度しか出ないと思います。


I-O DATA IEEE802.11n準拠 300Mbps(規格値)無線LANルーター WN-G300R3

一方、電波が遠くまで届くロジテックのLAN-WH450N/GRの最新型は、LAN-WH450NGPEです。


LAN-WH450NGPE

下の挿絵の様にアンテナの調整ができます。
LAN-WH450NGPE-antenna

どちらも新しい機種なので、評価を知りたい人は旧機種の評価を参照するといいかもしれません。I-Oデータの物ならこれ、ロジテックのものならこれです。

私が買ったときは、ロジテックの無線LANは設定がやや難しく、素人向けではなかったのですが、宣伝のままだとすると、簡単に設定できるようになった様です。

もっとも、いくら設定が難しいと言っても、大したことはありません。受信するパソコンで自分の無線LANのSSI(無線LANの電波に付けられた名前)を探して、パスワードを入れるだけだし、チャンネル設定は自動でやってくれます。むしろ、仕組みがわかっている人なら、全部手動でやった方がわかりやすいです。

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