『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III. spring song』を映画館で見ました

『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III. spring song』を映画館で見ました。今回は、109シネマズ名古屋の7番シアターという豪勢な造りのシアターで見ました。この7番シアターというのは、14.7メートル×6.1メートルというただでさえ巨大なスクリーンなのですが、それがさらに巨大に見えるようにできています。なんか20メートル以上のスクリーンを見ている様な気がするのです。一種の錯視だと思います。

夜に6番スクリーンに行ってレイトショーで安く見る手もありましたが、前回がすごかったので、あえて昼間だけ上映されていた7番スクリーンに行きました。これは正解でした。

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song』の映画ポスター
『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III. spring song』の映画ポスター

とにかく、映像の迫力は大したものでした。スクリーンが大きいので、映像の持つ圧倒的なパワーに驚きました。しかも、音楽がすごかったので、そのパワーをさらに増大させました。

この映画ではBGMの力が大きいと思います。『魔法少女 まどか☆マギカ』の様な気がしたので、エンドロールのクレジットを見たら、やはり『魔法少女 まどか☆マギカ』で音楽を担当した梶浦由記でした。この映画は、音楽担当が梶浦由記でないと成り立たない映画だと思います。

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song』で音楽を担当した梶浦由記(2012年撮影)
音楽を担当した梶浦由記。よく調べたら、シリーズ全部の音楽を担当していました。

原作がゲームでマルチエンディングのビジュアルノベルとなっていて、この映画のストーリーは、その中で「桜ルート」とか「間桐桜ルート」と呼ばれているものです。

ゲームには詳しくないのですが、三つの主要なエンディングがあり、何度もプレイすると、決められた順番に三つのエンディングに到達するようになっていて、桜ルートは最終のエンディングになるようです。なお、プレイ中、選択を誤ると、この三つの主要なエンディング以外のたくさん用意されたどれかのエンディングに至るようです。

確か、最初のテレビアニメシリーズはDVDを持っているので、全部見ていますが、第2期は全く見ていません。また、私はゲームはまるでやっていないので、ゲームについては、何も知らずに見てきました。そのせいかどうか知りませんが、意味不明な部分がいろいろ出てきます。まあ、全体として見れば、ストーリーは把握できましたが、細かい部分で引っかかるところがあります。

たとえば、死んだはずなのに生きていたりするのが理解できません。あれはいったい何なのでしょうか?

たとえば、間桐臓硯(まとう ぞうけん)と言う老人が出てきますが、桜に潰されたのに、後でまた生きて出てきます。すぐにマグマか何かの中に転落して死にますが・・・。潰されて死んだのに、まだ生きているというのは変ですよね。

それから、肝心の主人公の衛宮士郎(えみや しろう)ですが、戦いの最後に死んだはずなのに、最後に突然出てきます。

そもそも、桜は、この劇場版のシリーズの第一作目の冒頭で、あっさり死んでいたはずですが、なぜ生き返るのでしょうか?


間桐桜。死んだはずなのに、お元気そうで何よりです。

普通に見ると、まるで意味不明な展開です。

この映画は、細かいことを気にすると、まるで意味不明なので、大筋を理解するしかないと思います。

それから、この映画のストーリーに深い意味は、あまりありません。何となく深い意味がありそうな感じなのですが、深いと言えるまで掘り下げていないと思います。その辺が、この映画の限界なのかと思います。どうせ映画を作るのなら、細かい部分は切り捨てて、深く掘り下げたら、歴史に残る映画になったかもしれません。

たとえば、最後にまさかの展開で、神父の言峰綺礼(ことみね きれい)が参戦し、普通とは真逆の価値観を述べますが、なぜそういう価値観を持っているのかについては何も掘り下げられていません。あれでは、単に変なことを言っているただの変人にしか見えません。

もっと掘り下げて、心を打つ作品に仕上げてもよかったような気がします。